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セラピスト池田 登



池田登 HISTORY 1947-1989


1947年4月18日
宮崎県で生まれました。

3歳の頃には、熊本県八代市に移り住みました。


製紙工場の煙突が象徴的な街で、僕は小さな頃からガキ大将で
悪さばかりしていましたね。

勉強は出来ませんでしたが、スポーツが得意で長嶋茂雄に憧れる野球少年でした。
中学・高校とこの街で育ち、大学進学と共にこの街から愛知県へ行きました。

大学野球でプロ野球選手を目指していましたが、練習中に打球が後頭部に
当たり後遺症が残るほどの大怪我で野球が出来なくなりました。

小さな頃から野球しかしていなかった僕にとっては、とても辛い事故でした。

野球が出来なくなった僕は大学を中退し、熊本に帰って就職しましたが、
何をやっても仕事が長続きせず、色々と苦労をしましたね。

1977年

人生に悩んでいた時に本屋さんで、
メリー・グルーディング、ロバート・グルーディング夫妻
(米医学博士・セラピスト・元国際TA協会会長)の著書
「自己実現への再決断」に出逢いました。

頭をカナズチで打たれたような衝撃を受けたのを覚えています。
当時熊本大学の医学部学生の(現熊本市在住の精神医学博士)友人と、
様々な文献や著書を取り寄せて色んな心理学の勉強をしました。

この勉強がその後の僕にとってかけがえのない経験になりましたね。

この時から民間のカウンセラーとして活動し始めました。

当時は今ほど臨床経験も無く、知識も浅かったので、カウンセリングといっても
体当たりで関わる説得療法のようなものでした。

1988年


どうしても本場の心理療法を体験してみたいと思い、
深沢道子先生に相談のお手紙を出すと、ちょうどグールディング夫妻が
来日するということで神奈川県佐島にて行われたワークショップに参加しました。

当時の僕は夜になると真冬でも滝のような寝汗をかいていました。

様々な病院で検査をしましたが原因がわかりません。

ワークショップで僕は、ロバート・L・グールディングに、
この「寝汗」の再決断をしていただきました。

「・・・こんなことがあったか?」というような質問がいくつかあった後に
ボブ(ロバート)は
「何か大きな怪我をした事があるかい?」と言いました。

僕はしばらく考えて、大学時代に野球の打球が後頭部に当たって
後遺症が出るくらいの大怪我をしたことを思い出しました。

それを聞いたとたんボブは優しくて透き通るような目をして僕に言いました。

「ノボル・・・。野球にさよならができていないね・・・。」


その瞬間、僕は目から涙が溢れて声を上げて泣きました。

「ああ・・・。僕はまだ野球をやっていたんですね」

ボブは優しく頷いてくれました。

「今からノボルの引退式をやろう!!」

参加者全員が観客になり最後の試合が始まりました。

「ピッチャー振りかぶって投げました!!

強烈な打球!

セカンドライナー!

ノボルジャンピングキャッチ!

・・・ゲームセット!」

僕は素晴らしい野球人生最後を迎えることが出来ました。


この再決断は今でも鮮明に思い出せるほど深く記憶に残っています。

寝汗はどうなったって?
勿論その日からぴたりとなくなりました。


その後、熊本の開業医が無償で院内の会議室を貸してくれるお話があり、
僕はそこで再決断療法のトレーニングをするために
約5年間ボランティアのワークショップを
週1回開いて、のべ1000人位の人たちと関わり臨床の腕を磨きました。



翌年に僕はアメリカ合衆国(ハワイ)で行われた国際TA学会に参加しました。
少し早く現地に着いてグルーディング夫妻のワークショップに参加しました。

とても早く現地に着いてグルーディング夫妻のワークショップに
再度参加しました。

とても感動的なワークショップでした。

世界各国の著名なセラピストとお会いし、かけがえのない10日間を
過ごすことができました。

最後の日のパーティである老夫婦がステージに立ってこう言いました。

「今日は私達の結婚記念日。みんなでお祝いして!」

会場は大盛り上がり。

老夫婦は体をくっつけてチークダンス。

拍手喝采の後に僕の近くに居た人が夫妻に結婚記念日おめでとうと
声をかけました。

すると夫妻は・・・。

「結婚記念日?それは2ヶ月前の話よ。」

なんて素敵なウソでしょうか?

このハワイでの学会で得た臨床方法と、様々な理論を日本に持ち帰り、
その後の僕の心理療法に大きな変化がありました。

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